妖怪探し

今日は京都の演出家の飯田茂実さんとご飯を食べに、立川へ行きました。

食後に散歩した、東京農業大学試験場の針葉樹ゾーンです。
ありとあらゆる針葉樹がひとところにある光景は、なんとも不思議です。


植物の立ち姿はいのちの表現で、場所の表現でもあります。
新作では、そんな表現に到達するのが、目標の一つです。


以前、ダンサーの福留麻里さんに借りた漫画(水木しげる作の、南方熊楠の伝記)にあった言葉を紹介します。
幽霊や妖精などについての、南方の考え方です。
「個人が見るイメージは夢で、場所に現れるイメージが幽霊だ。」
近頃、稽古場でこの言葉がよく浮かんできます。
なぜなら、何も無い場所からどんなイメージが現れるか、日々の稽古で観察し続けてますから。
熊楠からすると、日々幽霊や妖怪を探しているということになるんでしょうか。



ホラー作品じゃないので、怖がらないで見に来てね!!